僕が生まれ育った家の前に、大きな柿の木とにわとり小屋がある家があって、
よくそこの庭で遊んでいました。
優しいおばさんとおねえさんがいて僕をとても可愛がってくれて。
家族のように思っていました。
僕がまだ小さい頃の田舎の夏は、いそぎ足で過ぎ去る夕立が日常的にあって、
雨が上がりつつあるセピア色の西の空が懐かしい光景として、
今も思い出されます。
幼稚園に入って間もないまだ3、4歳くらいだったか、いつものように
柿の木の近くで遊んでいると突然の夕立がありました。
家の軒下でどしゃぶりの雨をしのいだ後、軒下を出てぽつりぽつりと降る雨
を見ていたとき、意識の違和感が一瞬の風のように吹き抜けました。
『僕が今、雨が降るのを見て感じているものを、おかあさんと共有できて
いない。1つの意識としておかあさんと生きていない。僕とおかあさんは
違うんだ。」
幼いこどもなので、このような言葉でその時の感情を反芻したわけではない
のですが、その時に沸き起こった感覚は今でもよく覚えています。
これが自我の目覚めた瞬間だったのかもしれません。
それと同時に、分離という悲しみを心深く感じました。
この時は母親に対してですが。
そして、意識として重なり合い1つであるという状態、を潜在的に覚えていた
のかもしれません。
自分を個の存在として認識し、思考しながら、自己防衛しながら生きていく
ための自我という器。
肉体とともにこの物質世界を生きていくために獲得され、成長していく意識。
しかし、自我と肉体的な意識の前に、深くつながり重なり合う意識の世界が
あるように思います。
精妙で繊細な意識の世界、現世にいるうちに感じ取ってみたいものです。
<屋久島の森の木漏れ日>

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すみません、いきなり、日記に関係ないコメントで・・・
このお話、お聞きしたことがありましたね。
そのとき、「とても淋しい」 と、思いました。
私が、takeshiさんの ”お話の内容” を淋しいと感じたのではありません。
私の深いところが、とても淋しく、切なく、つらく思いました。
それは、私個人の意識が感じたというより、全体から分離してしまった
すべての個の淋しさ、せつなさ、つらさ だったように思います。
それと、やはり、takeshiさんの分離の悲しさ、それも、自分の
内にある悲しさと共鳴したのでしょう。
この日記を読みながら、やはり、そのような感覚が・・・
深く繋がり重なりあう意識の世界、少しずつですが、感じて、
戻っていきたいですね。
テンプレートかわいいでしょ。クリスマスバージョンにしました。
いのちの島のテンプレートも、きれいでお洒落ですね。
この話、どこかでしましたよね。
まさかこのブログではないですよね。
え〜っと楽天のほうかな。(←かなりの健忘症です)
分離の悲しさは、この世で生きていく人たちの根源にあるものなのでしょうか。
仕方ないものなのでしょうか。
でもそれを乗り越えていかないとダメですね。
乗り越えるというか、もし全体というものを真に感じることができれば
消滅するようなものなのかもしれませんが。
自分の深い意識でつながっている世界、感じて戻っていきたいです。
それでは。